くまん蜂と北島選手。そして先輩たちの仕事の記憶
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「ブォ〜〜ン 」といつもと違う低音の効いた迫力のある羽音が。。。
『もしかして。』と思いファインダーから目を離して音の方に目をやると、なんと “くまん蜂” です。
大きいです。他の虫たちとは威圧感が全然違います。
かなり怖かったですが心を落ち着けるようにして、じっとカメラを持つ構えをあまり変えずにいると、ちょうど7〜80センチ先の目の前の花にとまってくれました。
そして頼むようにシャッターを押して撮れたのがこの写真です。
幸運にもピントが合ってくれました。
くまん蜂は大きく重いため、花にとまるとその重さで花の茎が大きくしなり曲がります。
写真をあらためて見てみますと、胴体に比べて羽が本当に小さいです。
この図体が大きく羽の小さい“くまん蜂”に似た大型のハチで“マルハナバチ”という蜂がいるのですが、この蜂がなぜ飛ぶのかを理論的に説明することは最近まで出来なかったそうです。
つまり、航空力学の権威が「航空力学上、飛ぶことは不可能。」と長いこと言い続けてきたのです。
航空力学の専門家がいくら頭をひねっても、なぜ飛ぶかは全く解らなかったのですが、マルハナバチは普通にブンブンと元気よく飛んでいたわけです。
そして航空力学の権威達は「マルハナバチは航空力学を知らないから飛べるのだ。」とまで発言したのだそうです。
苦しまぎれの一言かもしれませんが、なかなか素敵なことを言う先生達ですね。(笑)
しかし、そんな専門家を悩ませ続けたハチの飛行の謎も最近は解明されつつあるようです。
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そして話は変わりますが、水泳の北島康介選手のある記事を見ました。
北島選手は、「水をけるとき壁を押す感じ」と言っているとのことです。
この北島くんの発言は、流体力学の専門家からするとこれも理論的には説明がつかないのだそうです。
朝日新聞の北島選手の記事
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僕の大学病院時代のことになりますが、
その間、当時の僕としては全く理解できないような超人的とも思える先輩達の仕事を何度も目の当たりにしてきました。
そして今でも全く理解できないようなこともありますし、依然と追いつけていないと思えるような素晴らしい仕事も多く見せていただきました。
先輩達はそういう超人的な仕事を現にやってこられた。
そんな先輩達の超人的偉業が目に焼き付いているからこそ、
僕自身の限界が引き上げられ現在の僕あるのだと思います。
しかし、そんな先輩達の偉業を考えれば僕はまだまだです。
今までも、そしてこれからも先輩達の素晴らしい仕事の数々を僕は追い続けるのだと思います。
僕にとって、これほどの宝はないかもしれません。
先輩達の超人的な偉業にふれられたことと先輩達に深く感謝せざるをえません。
キャ〜ッ! 助けて〜
画像は大きくして見て頂ければ幸いです。
上の写真:Canon EOS 10D , EF24-70mm , ISO 800, f 6.7 , SS 1/500, Handheld , トリミング