台風一過・・・台風の思い出
|
その時は大きな台風が僕のいる木更津に近づいて来ていて、夜遅くに上空を台風の中心が通過する様な状況でありました。

その時「台風の中心が木更津に向かってくるから、雨風がすごく強くなるぞ!」などと、親が普段より緊張感のある状況で、『何かすごいことが起こるんだ。』と子供ながらに感じていたように思います。
そして、「台風の目が、木更津の上をを通過するらしい。」と聞いたときにはビックリしました。衝撃でした。
台風の目という言葉に、子供の僕が頭の中にイメージしたのは、暗く大きな雨雲の中に大きな大きな目が一つあって、にらむ様な怖い目で地上を見渡しているといった、かなりリアルな怖い映像だったのでした。
強い不安と恐怖を感じた僕は、父や母に何度も何度も
「台風ってホントに目があるの!?」「ホントに?」と何度も何度も繰り返し聞きました。
両親は僕のイメージしている「目」のことを知ってか知らずか、
「ホントだよ、台風には真ん中に目があるんだ。」とか
「台風の目の下は雨が降らないこともある。」などと、僕の台風の目のイメージを修正するには不十分な返事をしていた様に思います。
わざとだったのでしょうか。
そして不安や恐怖もありましたが、僕は勇気を出して台風の目を見てやろうと決心したのでした。
しかし問題がありました。台風の目に見つかると、自分や家族が何か大変なことになるかもしれない思ったのです。
そこで僕はいろいろ考えて、カーテンを細く開けて、しかも窓から離れた位置で、わずかな隙間から見れば、台風の目には絶対見つからないだろうと考えたのでした。さらにテーブルの下から見ていたかもしれません。そして部屋の中から、恐る恐る目が来るのを待ったのでした。。。
しかし、なかなか目らしいものは現れず、やがて眠くなった僕は寝てしまったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
台風に関する、勘違いはもう一つあります。
これは少し大きくなってからのことですが、天気図で、南の方で小さいのやら大きい台風などが産まれては何個も近づいて来る様子を見ては「台風一家」だと思っていたのでした。
なかなか手強そうな一家です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真は本日の空です。台風一過のあとの天気は気持ちがいいですよね。
飛行機も気持ちよさそうに飛んでます。