京都でのお正月・・・京風の雑煮です
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昨日2日のお雑煮は京風の白味噌のお雑煮にして頂きました。

お肉類は入りません。
根菜類は金時人参と大根でこれらは飾り切りしたものです。その他は里芋。
それに柚と鰹節をパラリと上にあしらいます。
そして今日は水菜も追加しましたが、これは一般的ではないとのことです。
昨日、美容院で髪を切ってきましたが、そこの美容師さん曰く、京風の雑煮は、白味噌のダシ汁のみで具は入れない家も多いとのことで
「具がない雑煮も結構いけますねぇ」と言っておりました。
乗ったタクシーの運転手さんも具はない白味噌のダシ汁のみだそうなので、京風は白味噌仕立ての案外シンプルなのかもしれませんね。

毎年の初詣は、ここ数年は宇治の宇治川ほとりの 宇治上神社に行き、お祓いもしてもらっています。
宇治上神社は、10円玉の裏で有名な平等院鳳凰堂の川向かいにあり、世界文化遺産に登録されています。
神社のたたずまいは、こんもりとした森と山を背景していまして、建物もシンプルです。
本殿と拝殿は国宝。
拝殿は鎌倉期のもので檜の皮で葺いた屋根がとても美しいです。
神社は渋めでこじんまりとしており、地域に根ざした神社といった感じで観光客はあまり来ません。
そんな国宝でもある拝殿の中で、お祓いをうけ、お祈りさせて頂くことは何とも素晴らしいことかと思います。
ここはなにか、神様も身近におられるような感じがして、何とも言えぬ、頼れるような安心感があるのです。
とても素敵な神社です。

これも毎年のお決まりのコース。
初詣客で賑わう宇治周辺でも、ここは隠れ家的な場所かもしれません。
建物・部屋・部屋の中の飾り物・庭などなどがすべてがとてもセンス良くまとめられており、主の美的センスの高さが伺われます。
そこで毎年“大福茶”を頂いて、お参りで冷えた体をほっと温めます。
“大福茶”は写真右のおかめのお茶碗のものなのですが、
これも京都独特のものでしょうか。
元旦に1年の無病息災を願い飲むもので、お茶に梅干しを入れたものです。
ここの大福茶は昆布茶に梅干しを入れたもので、それぞれの家庭で様々なやり方があるようです。
この大福茶は京に疫病が蔓延した時、六波羅蜜寺の空也上人が大ぶりの茶碗に梅干を入れたお茶をふるまったところ、疫病が下火になったことから始まっているとのことです。
空也上人は踊り念仏を始めたとしても有名な僧侶ですが
この空也上人立像も、なんか いかしてる感じの仏像です ^ ^
サイトの空也上人立像の画像をクリックすると大きく表示されます。
みうらじゅん先生も仰っておりますが、某ロックスターのアルバム を連想させます。
今日はひとまずはここまでとします・・・