カワセミの子育ての話
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むすこの第2乳臼歯が生えてきたこと。患者さんとのお話の中で良い学びや気付きが得られたこと。友人に会えたこと。
そして kuma さんのコメントを見た直後にとても良い知らせを聞いたこと。すばらしい蝶の写真が撮れたこと。
等々の様々なうれしいことがありました。
今回は、そんな素晴らしい様々な出来事の中の一つを紹介させて頂きます。

先々週のこと、以前の記事で紹介させて頂いたカワセミのおじさんのお孫さんが治療で来院され、なんと額縁入りのカワセミの写真を持ってきてくれたのです。
とても うれしい出来事でした。 ありがとう御座います。
カワセミの写真を撮っている方とお話しできたことだけでも十分にエキサイトな出来事だったにもかかわらず、その方が偶然にも患者さんのお爺ちゃんだったなんて、人の縁の不思議さや素晴らしさを実感しました。
それが、さらに先々週には額つきのカワセミの写真まで頂き、こんなに嬉しいことはなかなかあることでは無いです。本当にありがとう御座いました。
早速医院に飾らせて頂いています。
(そのカワセミの写真は、おじさんの承諾が得られてませんので残念ながら非公開とさせて頂きます。)

カワセミの親は、子供が餌の魚を捕る事が能力的に可能な状態にまで成長したら、親が自分で捕った餌を絶対に子に分け与えたりはしないそうです。
そして餌が捕れるようになるまで、一緒につききりで餌の魚の捕り方をひたすら根気よく教え続けるのだそうです。
餌を捕るためのタイミングや動作は一緒に飛び立ったりして教えるそうなのですが、自分で捕った餌を与えることは絶対にしないのだそうなのです。
子供もお腹を空かせる事でしょうし、親もそれがわかるに違いありません。
しかし、それをあえて与えないで、子供自身の力で捕れるまで、とにかく辛抱強く教え続けるのだそうです。
親とすれば、自分で捕った餌を子供に分け与えた方が、親も子もその場を楽にしのげるはずです。お腹を空かせている子供を見るのは、親としても辛い事でしょう。
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そんなカワセミの子育ての話を聞き、実際に自分のやっていることを照らし合わせますと、本当に恥ずかしいことばかりです。
せっかちな僕は、すぐに手や言葉を出してしまいます。
先日、息子がパズルで遊んでいるのを見てあげている時でさえ、息子の思うようにはかどらないパズル遊びをじっくりと見てあげられません。
すぐに、手や口を出してしまう。
もっともっと子供の能力や可能性を信じて、励まし続けてあげる。
そして出来たら共に喜び、思い切り褒めてあげる。
まだ立つこともままならない赤ちゃんが、立とうと頑張っては尻餅をついている時に、その子の立つことを信じ、励まし、立ったことを共に喜ばない親がいるでしょうか?
何度、尻餅をついても、褒め、励まし、そして少しでも立ちあがれば抱きしめて皆で喜んでいたはずです。
子供にとっては毎日が始めてのことばかり
毎日が、両足で立ち上がった時の様な試みの連続なのでしょう。
親として自分も、子供が立ち上がった時の様なスタンスとその喜びを忘れてはならないと思いました。
カワセミのおじさんには大きな素敵な2つのプレゼントを頂きました。
ありがとうございます。
感謝感謝。。。
その後、カワセミのおじさんは、カワセミの撮影を終了し撮影用のテントを撤収してしまったため会えなくなってしましました。
しかし、いつかまた必ずお会いできることでしょう。
写真はそれぞれ大きくして見てくれるとうれしい ( >_[・]) ジ〜!
ハチの写真は夏の在庫です。ハチの写真の撮影データは追ってアップさせて頂きます。